札幌シルバーバーチ読書会

第5回読書会の報告

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2018年2月24日札幌市内の会場にて第5回札幌シルバーバーチ読書会が開催されました。今回は3名参加で行いました。テキストは「シルバーバーチの教え」上巻の第6章「すべてを支配する神の摂理」について輪読し、後半はスピリチュアリズム普及会からいただいた「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」について学びました。第6章は1)私達人間は大霊の一部であり、もしも完璧な信念を持ち、正しい人生を送れば、大霊の恩寵のあずかることが出来ると述べています。また結果が出ないということは、摂理に一致した生活をした生き方をしていないことを示しているとも延べられています。つまり人間は大霊の摂理を正しく理解し、それを信念を持って実践すれば常にその結果が伴うことをイエスの言葉に見出すことができると述べている。それは「まず神の国とその義を求めよ。そうすればそれらのものはみなあたえられるであろう」(マタイ6)との言葉で語られていると述べています。
 2)もう一つの摂理は、何の代価も支払わずに入手できるものは、この地上には何ひとつないということだと述べています。また愛と信念と知識のあるところに恐怖は居座ることはできません。自分は大霊であるがゆえに克服できないものはないとの確信があれば、恐れが生じることはないとも述べています。
 ここで参加者から霊的真理を知った自分だが、中々その真理を実践することができないことがある。その場合にかえって霊的真理を知ったことで霊界に行ってから後悔することになるのではないかという問がありました。それに対して、「スピリチュアリズムについての断片的な知識や断片的な理解だけしかしていないとそのような考えに陥ることがある。全体像を正しく理解することで、はじめて自分の存在に対して、大霊の子であるという自覚が深まり、また一つ一つの行動に対して確信が生まれる。まずは霊的真理を正しく理解することが重要だと思う。」と回答しました。
 3)真の幸福とは大霊と一体となったものに訪れる安らぎのことであると述べています。つまり、真の安らぎは霊的真理を学び実践しながら自らが大霊の一部であるという確信にまで自らの心が高められた時に訪れるものであり、その境地に至るためには困難、障害、ハンディキャップなどの魂の試練を克服し、乗り越えて行くことによってのみ得られるものであることも述べていいます。

後半は、「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」」について学びました。スピリチュアリズムが霊界主導の人類史上最大の宗教改革であり、霊的真理による地球上最大の宗教革命であることをシルバーバーチの言葉を引用しながら学ぶ場を持ちました。
 再生の問題にも最後に触れて、読書会は修了しました。

以下参加者の感想です。

◯本日は、大変勉強になりました。教えの少しの概要だけでもつかめたような気がします。取り越し苦労は大敵ということを読んだことがありますが、人間として中々難しいことです。色々と勉強不足でまだまだ1%の理解にも及びませんが、毎日少しの時間でも実践できるように努力して行きたいです。

◯今月はすべてを支配する神の摂理について学びました。私達スピリチュアリストは、神の摂理に添った生き方を要請されております。具体的にどのように生きれば良いかは、常に心と精神を鎮めて、高級霊界からのバイブレーションに反応できるようであることが大切だと思います。すでに与えられている神性を顕現すべく努力してまいります。

◯自分の神性が引き出されるような日常生活をどのような心構えで送っていけるか。それはスピリチュアリズムを知り、日々様々な試練が訪れる地上生活を送っているスピリチュアリストとしての自覚を持って生きていくということだと思います。地上生活は巡礼の旅の途中であり、永遠の人生のほんの一瞬のしかし、貴重な期間であるという自覚をもって日々感謝の生活を心がけたいと念じています。