スピリチュアリズムの思想Ⅲ-霊的人生論
第7章「祈りの実践」〈2〉
2022年4月24日(日)にかでる2・7の会場とオンラインでに4名の参加で第55回札幌シルバーバーチ読書会が開催されました。今回は、スピリチュアリズムの思想Ⅲ-霊的人生論の第7章「祈りの実践」〈2〉として(3)祈るための資格、(4)祈りのための準備運動(5)祈りの具体的方法と祈りに内容について学ぶ機会を得ました。
(3)祈るための資格 では、祈りは地上のいかなる人間よりも神を重視し、神に信頼を寄せる行為であり、いかなる人間関係よりも神との愛の関係を優先する霊的営みであると述べている。(4)祈りの準備運動(霊的ウオーミングアップ)の目的は「外部からエネルギーを取り入れて、霊肉のアンバランスを整え、霊的意識を高める」ことであり、霊的エネルギーを補充して日常意識(物質的・本能的意識)を払拭し、霊的意識のレベルを引き上げ、心を霊主肉従の状態にすることであると述べている。具体的な方法としては、瞑想(内観法など)や霊的真理の集中読書などを挙げている。(5)祈りの具体的方法と祈りの内容では、祈りの対象は「神(大霊)」だけであり、早朝や深夜など一人になって落ち着いた雰囲気で行うことが大切であると学んだ。また声に出して祈ることによって自分の考えが明瞭になるという利点があることを学んだ。また祈りの内容については摂理に一一致した祈りが重要であり、心境が高い時に祈りノートを作ることなど実践的な内容が述べられている。
参加者の感想
〇祈りには霊格が必要とのことですが、私にはまだまだ不足しています。私は祈りよりも感謝の気持ちで瞑想することにしています。(50代男性)
〇祈りはスピリチュアリストにとって当然な霊的行為です。人類の救済のために精一杯の努力をしている者として最高の誠意が要求されます。肉主霊従では祈りは出来ませんので、祈りは正に霊的修行の最たる行為です。強い心と神と人類を愛する心を育みたいと願っています。そうした祈りをこれからもできるよう神、高級霊、願い求めて参ります。(70代女性)
〇祈りはいかにも純粋な霊的活動であり、神と深く触れ合う時間で有るということ、日々の忙しさの中で心穏やかになれる静かな時間を持ち、霊的に研ぎ澄まされることが大切な事なのだと感じました。霊的に生きようと思えば思うほど自分の未熟さに直面し、一歩も前へ進めないような気持ちになることがあります。
そんな日常の中でこそ、祈りは必要不可欠な霊的実践なのだと実感いたしました。「祈りノート」を作り、正しい祈りの実践に努めてまいりたいと思います。
(50代女性)
〇この度の祈りの実践についての学びの中で、漠然と祈るのではなく目的をもって、祈りの準備態勢を整えた上で、真摯に祈ことが重要であると改めて感じました。祈らざるを得ない境地、壁にぶつかった時に何とか乗り越えんとして求める祈りは、きっと聞き届けられると感じています。また日常生活を送る中で、自分が神に生かされているという実感を持てた時、感謝の気持ちを表現する手段として祈りがあるように思います。最高の誠意をもって、一方で親しみを込めて祈ることができるようにこれからも精進して参ります。(60代男性)