札幌シルバーバーチ読書会

第56回読書会報告

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スピリチュアリズムの思想Ⅲ-霊的人生論
第7章「祈りの実践」〈3〉(6)祈りの結果について (7)祈りにともなう霊的反応と心霊体験

2022年5月21日(土)にかでる2・7の会場とオンラインでに5名の参加で第56回札幌シルバーバーチ読書会が開催されました。今回は、スピリチュアリズムの思想Ⅲ-霊的人生論の第7章「祈りの実践」〈3〉として(6)祈りの結果について、(7)祈りにともなう霊的反応と心霊体験 について学びました。
(6)祈りの結果について では、祈りは「神の代理者」である霊界の守護霊や背後霊や天使によって受け取られ、神に届けられること、そして摂理にそった形で結果をもたらすようになることが示されました。また正しい祈りは霊主肉従の力をもたらし、利他愛実践の意欲をふくらませること、霊的エネルギーを取り入れ、霊的視野に立った高い心境と心の安らぎ・喜びをもたらすことを学びました。自分の利益を忘れ、他者と人類全体の進化・幸福を優先した祈りは、必ず聞き届けられること、それは神の摂理と一致した行為となっていることが示されました。また正しい祈りは、物質次元において結果として現れるには、一定の時間が必要であり、摂理的な条件が満たされたとき初めて、地上人にわかる形で実現することを学びました。また間違った祈りは無視されること、時に間違った祈りが聞き届けられるようなことがあっても、それは低級霊のしわざであり、かえってカルマを作り出して、それを精算するのに長い苦しみの期間が必要になることを学びました。
(7)祈りにともなう霊的反応と心霊体験 では、人間にとって最高の至福体験として霊的エクスタシー体験―全身の一つ一つの細胞のすべてが酔いしれるようなエクスタシーの状態(神秘体験)ーをすることがあり、一度体験すると一生忘れることが出来ない強烈なものであると示されました。ただこうした体験は、どこまでもサイキック現象に過ぎず、霊性とは無関係であることも示されました。霊的真理によってしっかり武装しておかないとかえって危険を伴うので、注意が必要あであること、不純な動機や焦りの中での瞑想・祈りは危険であることを学びました。
東京スピリチュアリズムサークルでも今月祈りの実践について学んだので、その資料も共有して学ぶことが出来ました。

【参加者の感想】

〇正しい生き方をしていなければ、正しい祈りはできません。子供として親である神の前に立つためには、資格が必要であり、それは摂理に適った生活をしていることが前提となります。神の前に堂々と襟を正して座り、何ら心にやましい思いもなく、祈ることが大切です。至らない自分ですが、できるだけ努力しあきらめずに歩もうと思います。学びの機会に感謝致します。(70代女性)

〇祈りのテーマはかなり難しかったです。体調が中々優れないことも多いのですが読書会に参加して学ぶことが改善につながっていると感じています。これからも毎月参加して参ります(60代男性)

〇自分自身の祈りについては、まだまだ模索している最中です。読書会がなかったら、ここまで祈りについて考えることはなかったと思うので、良かったですし勉強になりました。今回は東京スピリチュアリズムサークルの「祈りの実践」について簡潔にまとめてある内容もいただき、これを見て再度、祈りを自分のものとしていけたらと思います。(50代女性)

○正しい祈りは、摂理にそった形で時間がかかっても必ず叶えられるものであるという部分にとても希望を感じました。祈りは親なる神様(大霊)への子としての感謝の念とともに、神の摂理に対する絶対的な確信と魂の奥底からの魂願の成就に向けた自らの決意の確認も込めています。摂理に適った祈りを心がけ、日々充実した人生を求めてこれからも祈りと実践の日々を歩んで参りたいと思います。(60代男性)

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