去る5月27日(土)に第68回の札幌シルバーバーチ読書会が8名の皆様の参加で開催されました。今回は、先回のスピリチュアリズム思想体系Ⅰの人間観(3)心・意識とは(4)死後の人間の身体と心に引き続き、前半では思想体系Ⅰの人生観(1)多くの人の人生観(2)熱心な宗教者の人生観(宗教的人生観)(3)スピリチュアリズム初期の人生観について学びました。後半では、スピリチュアリズム普及会のインフォメーション48「“古いスピリチュアリズム”から“新しいスピリチュアリズム”へ、そして「真のスピリチュアリズム」へ(スピリチュアリズムの進化の3段階)―イエスの地上再臨にともなう、「真のスピリチュアリズム」の確立ーの内容の解説について、東京スピリチュアリズムサークルでの学習内容のレビューを行いました。前半の人生観の講義では、死後の世界について霊魂説が証明されるまでの間は、明確な死生観は存在しなかったが、スピリチュアリズムの誕生によって霊界側から正しい霊的事実が伝えられることによって死生観が明確になり、それまでの物質的な人生観(唯物的な価値観)や間違った宗教の教義に基づく宗教的人生観から、霊的事実に基づく「霊的人生観」への転換がなされてきた経緯が述べられました。
後半のインフォメーション48の解説では、5月13日、14日に東京スピリチュアリズム・サークルで行われた内容を復習しました。この中で、スピリチュアリスムの3段階の進化として①心霊現象、心霊研究を中心に霊魂説の証明のためになされた1848年から1920年頃までの「古いスピリチュアリズム」、②霊界通信による霊的真理の伝搬、最高峰の霊的叡智としてのシルバーバーチの霊訓の伝授と地上界における読書会などの広がりを中心とした「新しいスピリチュアリズム」、③2021年のイエスの地上再臨を契機に始まったシルバーバーチの霊訓と思想体系を2本柱として展開する「真のスピリチュアリズム」の3段階について学びました。新しいスピリチュアリズムから真のスピリチュアリズムへ至るための3つの条件も示され、イエス再臨の受け皿であり足場であるスピリチュアリズム普及会に繋がるイエス公認のシルバーバーチ読書会を核として広がっていくことが日本がスピリチュアリズム大国となっていくのに不可欠であることが示されました。
【参加者の感想】
〇イエスの地上再臨に伴うのでしょうか、今回は講義を受けている間中、霊力に満たされるのを感じました。霊力は生命でありエネルギーですから、その場にいることでとても元気になれます。イエスは地球人類救済計画を立てられ、2000年の歳月をかけて準備してきました。そして実行に移すには私達という地上での道具が必要となります。道具はそれを使用する者の手足であり自身の一部であります。一個の有機体としての働きが要請されます。具体的にはイエスの想いをわが想として一体となり、仕事をするということに成りましょう。絆をしっかりとしたものにしましょう。これがイエスの願われている重大なことの一つと理解しています。イエスは私達と一緒に伝道をしたい!と願われています。多くの人達が、あらゆる角度から見てもイエスの地上再臨が事実と認める事が出来る魂となることを祈ります。(80代女性)
○今居住している環境にも、「モノ」「お金」に執着している人達がたくさんいます。身の回りをみても、このような学習が絶対に必要なことだと思います。世界の平和の実現のためにも。(60代男性)
○スピリチュアリズムの思想体系Ⅰの人生観の前半とスピリチュアリズム普及会のインフォメーション48についての解説を学びました。思想体系については、全体像をより深く理解する上で必須の内容であり、シルバーバーチの霊訓の体系的な理解には不可欠であるという視点でこれからも深めて行きたいと思います。インフォメーション48に関しては、新しいスピリチュアリズムから真のスピリチュアリズムへの転換に何が求められるかを改めて考えさせられました。これまでの価値観を転換するためには、本当の謙虚さと真理に対する真摯な姿勢が求められます。これまでのスピリチュアリズム運動がどのような意図で展開されて来たのか、その運動を霊界側で指導されてきたイエスは、どのような思いでその進展を見つめて来られたのか、そのイエスの内面に思いを馳せなければなりません。部分的な知識レベルでの理解では、真実を正しく受け入れることはできません。正しく理解するためには、もう一度シルバーバーチの霊訓を地上に降ろされたイエスの意図と何としてでも、地上再臨を実現しようとされたイエスの真意に触れて行かなければ、真のスピリチュアリズムの段階に至ることはできません。何度も過去のインフォメーションやニュースレターの内容を読み返すとともに、自分の中で整理して真のスピリチュアリ