去る3月18日(土)に第66回の読書会が現地6名、オンライン1名のの7名の皆様の参加で開催されました。今後スピリチュアリズムの思想体系を学んで行くにあたって、スピリチュアリズム普及会の公式チャンネル(ユーチューブ)やDVDなどで紹介されている動画を参考にして学習をいくとともにポイントを整理することにいたしました。今回は、スピリチュアリズム思想体系Ⅰの人間観(1)人間の身体の構成、(2)霊と霊の心について学び、各自の感想を述べていただきました。特に人間の本質は霊であり、一人一人に宿っている霊は神の分霊であり、個性の違いはあってもその価値は同じであるということを確することが出来ました。
【参加者の感想】
〇ある方がお亡くなりになっら後、葬儀の際に、すさまじい音がして、それがおそらくシルバーコードが切れた音だったのではないかという体験談を読んだことがあります。反物質だから音がその際には聞こえたのだと思います。人間には、それぞれに神の分霊が与えられているというのは、仏教で、それぞれの人間には仏性が宿っているということと同じことを言っていると思いました。最近、心の中の念を自己チェックするようになりました。ほっておくと他人に対して、こうやってほしいという文句のようなものになってしまうので、歯止めをかけねばと反省しています。(50代女性)
〇人間は、どんな過酷な環境も生き抜いてより多くの子孫を残す為、先天的に肉体本能(食欲・性欲・集団欲など)が組み込まれた動物です。と、同時に神の分霊を宿した霊としての霊的存在です。神の分霊としての霊の心の本質は、愛と叡智です。愛とは利他愛、叡智とは霊的真理を覚知する智(直感智・分別智・理性)だと思います。霊的成長とは分霊の成長であり、人間は、霊的成長を目的として地上世界に誕生してきました。霊的成長は、地上世界で利他愛と叡智を顕現化してカルマを精算しつつ、いかに日常生活を営むことができるか否かに掛かっているように思われます。私は、「霊的新生」を遂げ無ければならない段階です。読書会での講義と参加者の皆様の感想が、”セットとなって”私の霊的成長度に応じた霊的真理の理解を深めてくれています。(70代男性)
○人間の5つの構成要素(霊、霊の心、霊体、肉の心、肉体)について学びました。中でも霊が人間の核です。肉体を持っている私達には霊の全てを認識する事は不可能ですが、常に自分の中に沸き上がって来る考えは、霊の心なのか肉体の心なのかを自分に問うようにしています。そして、選択肢が複数あり迷った時は、自分の理性に訴えかけて論理的に考えたり、瞑想や祈りによって、霊の心からのものであると直感したものを選択しようと思いました。それが霊主肉従につながっていくように思います。
(50代女性)
○人間の構造の本質は霊であり、それは神から分け与えられた分霊です。完璧である神そのものと、神より分け与えられた分霊は多様性を持っているという点の違いについて整理していく必要性を感じました。神そのものは完璧であるのに対し分霊は完璧性を含んでいるという事で、分霊は多様で個々に発達段階の違いがありながら、完璧に向けて永遠の歩みを課されている特性を有しているのだと思いました。人間を構成する5つの要素を、日常においてふと思い出しながら生活する事で、霊主肉従を作りやすい状態になると感じました。(40代男性)
〇今月は講義の時間を短くし、質問などをすることに成りました。一方的に講義を受ける受動的な学習では、疑問点などをそのまま持ち帰ることに成ります。しかし今回はその場で理解してゆくことができたと思います。こうした学習方法はグループの一体感を醸成して、より楽しく学ぶことが出来ることでしょう。日常生活を何時も霊的視野で過ごすことが私達スピリチュアリストにとって必須条件です。私達は死んでから霊になるのではなく、今も完全に霊であることを意識してまいりたいと思います。更に、霊界に入ったからと言って一気に視野が大きく開かれる訳ではなく、地上で培った資質を持って霊界入りすることをしっかりと認識して、地上生活を疎かにしないようにしたいと思います。
(70代女性)
○あらためて思想体系を最初から順番に学んでいく中で、これまで理解できていると思っていたことがまだまだ浅い理解であったことを再確認できました。人間の本質は霊であるこということ、その霊が様々な地上での体験を通して磨かれ成長していくこと、肉体という様々な制限のある時期を葛藤しながらも生きていくことによって貴重な体験をさせられているのだと感じました。学習した内容で参加者がどの点に関心を示し、感じ取ったのかを伺うことによってその方の捉え方を学ぶとともに自分の理解を深める助けにもなりました。霊性の進化・向上の道は決して安易な道ではありませんが、一つ一つの課題に真摯に立ち向かっていくことで、前に進んでいけると改めて感じました。(60代男性)