10月29日(土)第61回の読書会が7名の皆様の参加で開催されました。現地5名、オンライン2名の方が参加されました。初めて参加された方も含めて新鮮でとても導かれた読書会となりました。前半に10月8日に東京スピリチュアリズムサークルで学んだ「スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹」と「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義」「スピリチュアリズムの思想体系ースピリチュアリズムの霊的真理とは」の内容を学びました。個別の内容に入る前にこうした全体を俯瞰することによって体系的な理解が進むこと、学んだことを整理できることを実感しました。
後半はスピリチュアリズムの思想体系Ⅱの第2章神の摂理(法則)についてースピリチュアリズムの神観の真髄ーの(4)神の摂理(法則)による人間の創造と支配、(5)「摂理の神」が引き起こす地球人類の信仰革命、(6)神の摂理の支配下における神への正しい対応・姿勢について学びました。(4)では人間は神による生命界創造の最終段階に創造され、それまでの生命体創造のプロセスで達成された内容を人間の中にすべて盛り込まれたことを学びました。人間は霊の源(霊の素材界)から一滴の雫が取り出され(分霊化)されて創造されたという神の創造の一番の真髄について学びました。(5)では摂理の神というシンプルな霊的真理(神観)が今後の地球人類の神に対する考え方と神への姿勢(信仰)を根本的に変化させることを学びました。(6)ではスピリチュアリズムとは神の摂理に合わせる信仰であり、摂理を理解することは神を理解することであることを学びました。誰も神から特別の配慮を与えられることがない代わりに全員が平等な神の愛を受けられるようになっていることを学びました。
【参加者の感想】
〇神の摂理(法則)として①神の摂理(法則)による人間の創造と支配、②「摂理の神」が引き起こす地球人類の信仰革命、③神の摂理の支配下における神への正しい対応・姿勢について学びました。③では「世の中の出来事」が神の摂理の支配下で天使を通じて執行され現象化されていることを学びました。この地上世界で様々な事故・事件が頻発しています。この半年でも「観光船の沈没事故」「園児(3歳)の送迎バス置き去り事件」等々が起こりました。これらの事故等の報道で、残された遺族の悲しみ・憤り・怒りの心情を見聞きします。果たして自分が当事者の遺族の立場となった時、これらの事故を神の摂理の顕現化したものとして受け入れることができるか疑問です。私は長い霊的巡礼(霊的成長)の旅路で、神の摂理を学ぶ機会に恵まれました。しかし、摂理の理解の深度は自分の霊的成長の度合いに限定された範囲内に留まってしまうものと思っています。私は現在の自分の霊的成長度に立脚した理解を尊重しつつ「神への正しい対応・姿勢」を学んで行きたいと思います。(70代男性)
○本日は神の摂理について学びました。神とは「完全平等」「完全公平」でなければ神ではないと常々思っていました。人間が祈りによって「こうして下さい。こなる様にして下さい。」と願った時、それを叶える人間と叶えない人間がいるとしたら、それはおかしいと思っていました。法則による支配という完全・厳格なシステムによって間接的に人間と関わりを持つことにより、神の摂理による「完全、平等、公平」が実現するというには、とても納得が出来ます。そして身体を持った事がない天使が直接執行して(罰やトラブル等)人間と愛で繋がっている守護霊や背後霊が人間が愛と思っている愛を与えられるように配慮されている事を驚くとともに納得できました。摂理の中に神の愛を垣間見ることが出来ます。(50代女性)
○スピリチュアリズム思想の大樹の絵図により、全体像が感覚的に理解でき、それにより実践していくべき日常の行為についても目的性をより強く持つ事ができました。2000年もの間、イエスは地球人類救済と宗教改革を成すべく、霊界で着々と準備を整え、ようやくその教えが体系化されました。今後は枝葉が茂り結実するかのように、社会で多くの事が具現化されていくのでしょう。シルバーバーチも「理性的認識から生まれた信仰には確固たる根拠があります」と言っており、イエスを直接拝見できなくとも、これらの思想に理性を見出した以上、神や摂理に対しての信仰を持ち、イエスと共に闘う一員との自覚を持ちたいと感じました。(40代男性)
〇スピリチュアリズムは「神」と「神の摂理」に対する絶対信仰であります。「神」に対する絶対信仰は解りやすいですが、「神の摂理」に対しては今一つ解りづらいところがありました。摂理とは法則であり、完全厳格なシステムにて運行されています。従って人間には冷たい神、愛を感じられない神、とさえ思われてしまうからです。人間的な視点から見るなら、悲惨な出来事も厳格な因果律によって生じています。イエスの十字架も避けることはできませんでした。今日騒がれている元首相の暗殺も避けることが出来ませんでした。日常的に私達に起こっているさまざまな苦しみや困難も因果律の結果であり、ある意味でさけることは出来なかったと言えます。そのように一見冷たい神と思えるようであっても、神は愛ゆえに被造世界をつくり、人間をご自身の子供として創造されました。神は天使を使って「神の摂理」を執行されます。天使は温かい存在というよりは一見冷たく、厳格な存在に映ります。しかしそれが天使の役割であり、それを補うかのように、守護霊・背後霊は暖かな愛、励ましの愛をもって私達に接してくださいます。摂理の神についてはこれまでのどの宗教によっても明かすことが出来ないで来ました。今私達はその秘密・奥義をしることが可能となりました。なんという恵みでありましょうか。感謝の言葉しかありません。(70代女性)
〇スピリチュアリズムを体系的に学ぶことは、日々の信仰生活においても重要なことだと感じます。部分的な理解に留まらず全体像を心に描きながら日々の生活の中での自分の歩みを振り返ることによって実践的な理解に繋がります。霊的真理を大樹として理解することは、今学んでいる部分が全体のどこに当たるのかということの認識を持てることになり、部分と全体の関係性の理解にも繋がります。後半の神の摂理については、スピリチュアリズムの示す神観の真髄であり、特に神が霊の大海から一滴の雫として人間を創造されたという箇所はとても興味深く、分霊という意味が理解出来ました。どのような人間でもその本質は霊の大海から生まれたものであり、大霊の要素を受け継いでいるからこそ、同胞と言えるのであり、神を親とした兄弟姉妹なのだと感じました。イエスの地上再臨という人類史において最も重要な出来事に居合わせた者として、これからの地上人生をスピリチュアリズムの普及のために捧げて行きたいと思います。(60代男性)
〇細やかな神の配慮によって様々な法則が存在し、全生命が生かされていることに感動します。あるがままに摂理に合わせる人生を歩んで行きたいとおもいます。(50代女性)