札幌シルバーバーチ読書会

第45回読書会報告

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6月26日(土)に会場に7名、オンライン1名で第45回札幌シルバーバーチ読書会が開催されました。今回は思想編Ⅲ-霊的人生論-の第3章霊的人生を送るための実践項目〈2〉-利他愛の実践(5)-(8)について学び、その後で参加者からの感想が述べられました。
(5)自己犠牲あっての真の利他愛では、「相手にどのくらい愛を与えているかということは、相手のためにどのくらい犠牲を払っているかによって示される。自己犠牲の多寡によって利他愛のレベルが決定する」と学びました。そして「利他性が強くなると自己の利益などは、すっかり忘れただ相手のことだけに意識が占められる」ということも学習しました。
(6)高級霊により真の利他愛実践の手本では、霊界では利他性、利他愛だけがすべてを支配しているといい、利己的な思いを持つと、たちまち心が苦痛を覚え、いたたまれなくなると述べています。霊界では与えること、周りの人に尽くすことが大きな喜びをともない幸福感が得られると学びました。
(7)日常生活におけるリタイアの具体的な実践内容では、8つの項目について学びました。1)最低限の利他愛実践のラインを守るでは、霊主肉従の努力、人を非難したり、けなしたりしない、他人に迷惑をかけない、スピリチュアリズムを利用して人を騙さないなどの内容について学びました。2)自分への非難や攻撃に対しては、非難する相手は霊的真理を知らないのだから、同情心を持って真理にそった祈り心で包むことの重要性が述べらました。3)可能なかぎり人々にテを差し伸べるでは、犠牲をいとわずひと目につなかいようにこっそりと相手のために誠心誠意を尽くすことの重要性を学びました。4)周りの人々の霊的成長を祈り、5)周りに人々に対して霊的真理との出会いを祈り、6)時期の来た人に「霊的真理」を伝え、7)子供を正しく育て、8)他の生命体(動植物や自然界に対して)を慈しみ愛する心を育てることの重要性を学ぶことの重要性を学びました。
(8)利他愛を継続するにあたっての障害では、1)霊的感性と意識の低下によって感動と情熱の枯渇に見舞われること、2)愛することよりも愛されることを相手や周りの人に期待する霊的マンネリ(ボケ)に陥ることの危険性を学びました。こうした霊的マンネリに陥らないためには、霊主肉従の努力が不可欠であり、そのためには霊的真理を繰り返し読み、絶えず祈り、高い霊的意識を持った友人と交わり、肉体の管理を心がけることが重要であると学びました。

参加者の感想
○霊的成長には、自己犠牲を伴う利他愛の実践が大切であることを学びました。先に与え、与え続けること、そして相手を選ばないこと。日常他者との交わりの中でしばしば直面し、大変むずかしいことですが、日々葛藤を重ねながら利己性を超越し、真の利他愛を実践できるように霊的成長を遂げていけたらと願っています。本日は久しぶりに皆様とお会いして、様々な意見や深い思いに触れ力をいただき、自分の信仰を新たにすることが出来ました。シルバーバーチを通してスピリチュアリズムに出会えたことに感謝致します。(70代女性)
○肩の力を抜いて力まずにごく自然に奉仕をできるようにしたいと思います。
(60代男性)
○本日は、日常生活における利他愛の実践について学びました。「人を非難したり、けなしたり、攻撃しない」このことを先ず実践徹底することからはじめたいと思います。言葉をコントロールして日常生活を送っていけるように努力したいと思いました。(70代男性)
○自己を犠牲にすることが真の利他愛になるとは時と場合によっては言い切れないのではないかと思いました。利己愛と利他愛のバランスが大切だと思います。
(50代男性)
○参加者それぞれの利他愛、利己愛への解釈や考えが聞けて参考になりました。また、利他愛、利己愛について深い意味で勉強になりました。日常生活の糧になりそうです。自分にとって人との関係は人生でとても意味があることで、また利他愛、利己愛について取り上げてくれたらと思います。(40代女性)
○利他的に生きると言う事の難しさを感じました。霊的に生きる事は真理の知識を与えられた者にとっては当たり前の事であり、真理にそって生きる事は利他愛の心で生きると言う事です。高いハードルですが、実践して行こうと思います。
(50代女性)
○無私の心で、ひたすら人のために我を忘れて過ごすことの困難さを感じました。肉体を持っている以上、自然な状態では次第に利己的な心、自分本意な心になってしまいます。そこから前進するためには、常に霊的真理に触れる機会を持つように務め、祈りや日々の生活の中での実践が重要であると感じます。また定期的に霊性レベルの高い人々との出会いを持つことで、自分を高めることも大切であると感じています。本日の学びを生活の場で少しでも生かしていけたらと思います。(60代男性)