第24回札幌シルバーバーチ読書会の報告
9月22日(日)第24回札幌シルバーバーチ読書会が開催されました。前半は「地上人類への最高の福音-シルバーバーチの霊訓」の7章「偉大さの尺度は奉仕的精神の度合にあります」を輪読し、後半は人霊以外の霊的存在者〈2〉(5)妖精(6)想念霊、化身霊について学びました。そして今回からスピリチュアリズム普及会から送っていただいたDVD動画の中から「スピリチュアリズムの思想体系とは」~霊的真理の正しい理解のために~を聴講しました。今後毎月少しづつ、スピリチュアリズムの思想体系についてDVD動画を活用して学んでまいります。まず輪読会の7章「偉大さの尺度は奉仕的精神の度合にあります」の中で霊団の仕事の一つとして霊的真理をもたらすこととしています。霊界からみる地上の無知の程度はひどすぎて、この無知が生み出す悪弊には見るに耐えないものがあり、それが地上の悲劇にひいては霊界の悲劇にも反映しているといいます。そのため霊界側では曖昧なものではなく、実在としての霊の真相を説き、何世紀にもわたって受け継がれてきた誤解・無知・偏見・虚偽・欺瞞・迷信ーと闘わねばならなかったと述べています。そしてこれまで宗教の曖昧な死後の世界に対するドグマや教義を超えて、死後も人間の霊は生き続けていることをあらゆる証拠によって実証し、死後どのように生き続けるのか、その死後の生活は、地上生活によってどういう影響を受けるのか、2つの世界の間にはいかなる因果関係があるのか、死の関門を通過したあと、いかなる体験をしているのか。以上のことをしらなくてはいけないと述べています。こうしたシルバー・バーチの言葉は、霊的真理を知ることが地上でも死後霊界においても生きていく全ての基盤であり、そのことに対する無知が地上においても、霊界にもおいても悲劇が生じている最大の原因であり、そのことの解決のためにスピリチュアリズム運動が霊界側の働きかけで起こってきたのだという内容でした。
輪読会の後の勉強会では人霊以外の霊的存在者〈2〉(5)妖精(6)想念霊、化身霊について学びました。(5)妖精では、霊界全体が「高級天使―天使―下級天使」という天使界となっており、このヒエラルキーを通じて神の意志が伝えられ、神の愛とエネルギーが神の王国の隅々まで届けられるようになっています。妖精は、こうした天使のヒエラルキーの底辺、すなわちヒエラルキーの最下層に位置する下級天使のもとで働いていることを学びました。
詳細はスピリチュアリズム普及会のHPの下記参照。
(http://www5a.biglobe.ne.jp/~spk/about_sp/sp-thought2/sp-thought2-6/sp-thought2-6-05.htm)
また、(6)想念霊、化身霊では地上人が悪意を持って他人を呪ったりすると、その念が「想念霊(思念霊)」をつくり出すことになることが述べられています。そして人間の思いがいかに大きな影響力を持っているのか、人間の思考がいかに重要な責任をともなっているのかが明らかになることが述べられています。
詳細はスピリチュアリズム普及会の下記のHPの下記を参照して下さい。
(http://www5a.biglobe.ne.jp/~spk/about_sp/sp-thought2/sp-thought2-6/sp-thought2-6-06.htm)
勉強会の後、スピリチュアリズム普及会から送っていただいたDVD動画の「スピリチュアリズムの思想体系とは」~霊的真理の正しい理解のために~を視聴しました。今後読書会では、スピリチュアリズムの思想について順番にこのDVD動画を中心に学んで行きます。スピリチュアリズムの全体像について始めて触れる方にとっても導入の内容となっていますので、次回以降多くの皆様の参加をおまちしております。
※参加者の感想
○今日はビデオ学習をした中で、心に突き刺さるお話がありました。それは、「スピリチュアリストを自認している人でも、本当の理解に至っている人は殆どいない」ということばです。日頃から自分は未熟者であると自覚はあるものの、上記の言葉は衝撃でした。それでも落ち込んだりせずに、また前進していくのみです。いつまでも遅々たる歩みしかできない自分に対して歯がゆさは残りますが、しっかりと日々歩んで参ります。
○霊的真理を正しく理解するには、シルバーバーチ以外の通信もこうした機会を通じて体系的に理解しておく必要があると感じました。莫大な思想全体を理解していくことの大変さを感じますが、それでも日々成長することを信じて歩んで参ります。
○改めてスピリチュアリストとしてスピリチュアリズムの全体像を体系的に理解し、それを実践することを通して自分自身のものにしていくことの重要性を再認識しました。最近スピリチュアリズムの説く、死後の存続について一般の方とお話する機会がありますが、読書会や日々の学びの中で自分自身のものとなった霊的知識や体験しか真に説得力をもって伝えることはできないことを実感しています。地上の悲劇も、其の結果霊界に生じている悲劇もこの霊的真理に対する無知が根本原因であることを常に意識して、正しく生きて正しく多くの方々にこの霊的真理を伝えていける道具としてこれからも歩んでいきたいと思います。