7月21日(日)かでる2・7にて4名の参加で、第22回札幌シルバーバーチ読書会が開催されました。今回は前半が地球人類への最高の福音(シルバーバーチの霊訓)の第5章「人間は生まれる前も、今も、これからもずっと霊です」について輪読し、後半はスピリチュアリズムの思想Ⅱの6章「霊的世界の存在者たち」(3)の霊的世界からの妨害者ー低級霊・邪悪霊ー~(4)人霊以外の霊的存在者〈1〉天使 その1について学びました。
まず、輪読会ですが第5章「人間は生まれる前も、今も、これからもずっと霊です」は、サイキックニューズ紙の読者からの質問に対してシルバーバーチが回答したものをまとめた内容です。この中でこれまで人類に届けられた霊力による啓示はどれも、時代と民族の理解力に応じて届けられるもので最終的なものというのは存在しないと述べています。またスピリチュアリズムが現代の世界に貢献できることで最大のものとは何かという質問に対しては、これまで隷属させられてきた束縛から開放していろいろな意味での自由をもたらすことであると述べています。知識を豊かにし、精神を培い霊性を強固にして生得の神性に恥じることのない生き方を教えることだと述べて、従来の宗教的な制約を超えて霊の荘厳さの中で生きるべきとしています。輪読会の終わりに各自が感想を述べましたが、シルバーバーチの大霊と大霊の創造された摂理への絶対的な確信と届けられる言葉に改めて感動する声が聞かれました。
後半の学習コーナーではスピリチュアリズムの思想Ⅱの6章「霊的世界の存在者たち」(3)の霊的世界からの妨害者ー低級霊・邪悪霊ー~(4)人霊以外の霊的存在者〈1〉天使 その1」を学びました。低級霊・邪悪霊に関しては、思想Ⅰの中でも学んで来ましたが霊界下層の未熟霊の中には、地上人に対して悪なる働きかけをする低級霊、邪悪霊が存在しますが、地上人が常に利他性を持って摂理にそった生き方をしていれば、そのような存在との接点はできないことが述べられていました。またこうした低級霊・邪悪霊は地上人の利己心と本能を利用し、不安・恐怖心につけこみ、霊媒体質者・霊能者を利用し、また憑依現象をおこすことが述べられていました。この中でキリスト教の説くサタンの存在は寓話にすぎないことが記されている。後半の天使についてでは、天使の実像や天使界と人間界、天使の使命と役割まで学習しました。次回は、より詳細に天使について学びます。
※参加者の感想
○シルバーバーチの教えを日々の糧として生きる中、時折不安、取り越し苦労などマイナスの思いが頭をよぎりますが、これは低級霊にスキを与える事になるので、大霊の導きに確信を強めそうした負の思いにとらわれないように生きることの大切さを学びました。
○私達は霊的存在であり今現在も霊的世界の中にいること、つまり私達は様々な霊的存在(人霊、天使達)に囲まれて。自分の霊的レベルに相当する霊的存在と接しているのであり、影響を受けていることを知りました。低級霊への接し方としては、「自分自身の心の持ち方を正す」ということに尽きるということを学びました。霊的真理をしっかりと理解し、自分はどんなに未熟でどんなに落ち込んでいても「私は大霊の子供である。ミニチュアの神である」という心に立ち返り威厳と謙虚さをもって生きていくことが大切であると思いました。
○本日は人間の本質は霊であることを再認識しました。まだまだわからないことが多くありますが、少しづつマイペースで学んでまいります。時間のあるときは霊的真理を読み直したいと思います。
○本日は先回の守護霊、背後霊など善なる働きかけをする霊に対して未熟霊の存在と対処法を学びました。私達が偶然に起こっていると思っている地上生活における出来事がすべて偶然などなく、また偶発事故などもないことは先回の読書会で学びましたが、今生きている世界が霊的世界の大部分を占める天使界の中の人間界のしかも、本の僅かな部分を占める物質界(地上世界)の中で生じている日常であることを改めて学びました。しかも、肉体と霊体を同時に持った特殊な状態が地上人類の姿であり、その特殊な状況だからこそ体験できる貴重な存在としての自分を改めて感じました。これまで霊的無知によって誤った人生観を持って生きてきた人類が永遠の真理に通づる霊的真理に触れ、真の自己実現に至る道をしらされた存在であることを感謝して日々を歩んで生きたいと思います。