札幌シルバーバーチの会

直近の読書会の報告

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 札幌シルバーバーチの会では、毎月開催されている読書会を「読書会の報告」としてアーカイブ化しておりますが、直近の読書会の報告を掲載するページを作成しました。是非参考にしていただければ幸いです。

第43回札幌シルバー・バーチ読書会の報告

  4月24日(土)に5名の皆様の参加で第42回札幌シルバーバーチ読書会が会場のかでる2・7にて開催されました。最初に新規のメンバーが参加していたので自己紹介をし、世話人がスピリチュアリズムの思想 [Ⅲ] “霊的人生論第3章霊的人生を送るための実践項目〈2〉利他愛の実践(1)(2)について講義を行い、その間に参加者がそれぞれ感想を述べ最後に感想文を記入して終了しました。
 スピリチュアリズムの思想Ⅲの第3章「霊的人生を送るための実践項目」〈2〉ー利他愛の実践(1)(2)」はスピリチュアリズム普及会のHPの下記に掲載されています。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~spk/about_sp/sp-thought3/sp-thought3-3/index.htm

 後半には歴史上の代表的な愛の思想としてプラトンの「エロス」、イエスの「アガペー」、仏教の「慈悲」について、それぞれの特色について学びました。「エロス」は、自分自身にとって価値のあるもの・美しいものを追い求め、それを手に入れて満足しようとする衝動だといいます。理想という対象を目指す欲求です。それに対して「アガペー」は、自分自身にとって何の利益にもならないものをも対象とする愛だといいます。アガペーは、醜いものや魅力のないものに対しても等しく働きかけるという、相手を選ばない愛のことだといいます。霊的真理の立場からは、アガペーの愛は真の利他愛であり、神の摂理に合致しています。仏教の説く慈悲とは、すべての人間だけでなく、生きとし生けるものに対して差別なく平等に楽を与え(慈)、苦を取り除いてやる(悲)ことであるとと説き、イエスの説いたアガペーと同様の愛を説いたといいます。

 スピリチュアリズムは、他の宗教にはまったく見られない徹底した“霊的成長至上主義でありますが、人間にとって最も重要な「霊的成長」は、神の摂理に一致したときに初めて達成されるとします。霊的成長をもたらす利他愛の実践には厳しい「霊主肉従(霊的自己コントロール)」の努力が不可欠であり、「霊主肉従」という大前提・必要条件を満たしたときのみ、「利他愛(霊的愛)」が現実のものとなると説きます。日常のすべてを、人生のすべてを利他愛の実践に捧げることによって自分自身には「霊的成長」がもたらされ、自己実現が同時に達成されます。そして他の人々にも“霊的救い”がもたらされ、幸福が与えられるので他者実現が同時に達成されることを学びました。

 

参加者の感想

印象的であったことは、霊的真理、即ちシルバーバーチの訓えでは、霊的成長こそが地上人生の目的と明確に示しています。それがどのように為されるのか、今回改めて認識をいたしました。人間の霊的成長は人間同士の間に愛の関係を作り、愛の実践を重ねることによる、ということです。そしてこの愛の関係は神から発した「利他愛」でなければならない、ということです。人間同士のあいだに具体的な人間関係を築かなければならないのです。しかし、私のように高齢、病弱という半ば隠遁生活では、かなり悩ましいものがありますが可能な限りカルマの清算と地上での役目を果たしてまいりたいと思います。

(70代女性)

○今回始めて参加できて光栄でした。会の進行手順を学び、会の雰囲気を感得することが出来ました。利他愛が霊主肉従という克己の努力の上で成立するという内容が、印象に残りました。日常生活の中でどのようにして利他愛を実践して行くかについて参加者のご意見を伺う中で具体的な実践方法を学ぶことが出来ました。私自身、自分のできる範囲で実践して行きたいと思いました。(70代男性)

○利他愛の実践とは行為のみではなく、他を認めることから始まると思います。他を認めるには愛がなくてはならないし、積極的な思いがなくてはないないと思います。(60代男性)

○なかなか霊主肉従は難しくて、霊的成長も進みませんが、利他愛も心がけて実行していけば、少しづつでも周りの人々のためになると思います。自分の霊的成長を望むのは、利己的ではないと感じます。報道だけでは、なかなか真実が見えて来ませんが、あまり不安に陥ることなく過ごして行きたいと思います。(50代男性)

○本日は、利他愛の実践の(1)利他愛実践の意味と(2)歴史上の代表的な愛の思想と、スピリチュアリズムの愛の思想の特徴について学びました。ギリシア哲学のプラトンの説いたエロス、イエスの説いたアガペー、仏教の慈悲の思想と愛に関するスピリチュアリズムの見解を比較して、他者のために尽くす利他愛の実践を通して、自らの霊的成長がなされるというメカニズムが納得できました。自分を高めたい、不足を補いたいという思いは否定されるべきではありませんが、霊的な存在としての自分を意識しながら、他者のために尽くすということが利他につながるということを自分の日常生活の中で実践できるように日々努力して行きたいと思います。

(60代男性)