第11回読書会は初めて参加される方も含めて6名の参加で行われました。前半はシルバーバーチの教え(新版下)第15章交霊会の舞台裏~第17章霊界でも祝うクリスマスとイースターまで輪読し、後半はスピリチュアリズムの思想Ⅰの5章「地獄とは」―地縛霊の存在と自己の想念がつくり出す暗黒の世界―について学ぶ機会を持ちました。
輪読会では、交霊会についての舞台裏や誤解について述べられている部分もありましたが、現在においては、各地で行われている読書会が霊界と地上界との接点であり霊的現象に必要以上に関心を持つというより、現実世界を生きていく上で中で霊的真理を如何に役立てて困難に立ち向かうかという視点が重要であることを再確認しました。読書会を毎月何故開催するのか、本を読んだりWEBページで勉強することとどう違うのかという質問がありました。読書会は、日常生活の中でとかく霊主肉従の状態を維持することが難しい私たち同じ志をもったスピリチュアリストが月1回でも互いの霊性を高める機会を持つとともに、自分の背後にある守護霊や背後霊その他の霊とともに学ぶ機会を持つことで、目に見えないところで多くの恩恵があるという話をさせていただきました。
後半の「地獄とは」―地縛霊の存在と自己の想念がつくり出す暗黒の世界―の講義を通じて、これまでの誤った地獄の概念を改め、霊界に空間的な地獄や天国がるのではなく、霊性の成長レベルによって自ら作り出す世界であることを再確認しました。幽界入りのプロセスで霊的自覚・霊的意識を持てずに地上世界から意識が離れられず、死を自覚できない落伍者が地縛霊となってしまうこと、憑依現象の真実など知っておくべき霊的知識を学ぶ機会となりました。
※参加者の感想
〇今月は地獄について学びました。その中で憑依現象について思ったことがあります。それは日本を含めて世界中で前世療法が行われていますが、アカデミックの世界では前世を思い出すことが可能であると認めているように思われます。しかし、これは彼らに正しい知識すなわち霊的真理を知らないことから来る誤った認識です。特に幼い子供には前世を思い出すことができやすいとされています。これは幼い子供が十分に自我が形成されておらず、霊界との親和性が強いために憑依が生じやすいからです。こうした誤った知識を一掃することもスピリチュアリストの使命の一つと思いました。
〇読書会には守護霊や背後霊など多くの霊が一緒に参加し、参加者を見守っていることを知り、改めて読書会に導かれてきたことへの感謝の気持ちがわいてきました。また、せっかくいただいた時間をしっかり霊的学びとなるように大切に使いたいと思います。霊媒体質であるため日々低級霊の憑依に悩まされており、如何に憑依されない日々を過ごすか毎日の課題であり、努力していきたいと思います。
〇この読書会に何を求めて参加されているのかに興味を持ちました。何か体験的なことを話すこともあってもいいかと思いました。
〇初めて参加させていただきました。先祖が地縛霊になっているか否かはわかりませんが、愛の念を送ってみようと思いました。読書会と勉強会のスタイルは良いと思いました。
〇地獄について学びました。憑依現象の中には精神障害を引き起こすこともあることを知りました。輪読の他に勉強会(講義)を実施していただき幅の広い読書会だと感謝しています。最後に感想を参加者が共有する時間がありますが、他の方の聞くことができるので、良いと思います。
〇今回は地獄について学ぶ機会を与えられました。これまでの既存の宗教では、天国とか地獄のような空間的な階層があるように表現されていることが多かったと思いますが、すべては霊性の成長度合いであり、それによってバイブレーションの異なる世界がその人によっては天国にも地獄にもなるということだと思います。その自己の内面が利他愛に満たされて、心からの安らぎと落ち着いて安定した心の状態を維持できるようになることが地上生活を送る最も大切な意義であり、不安や恐怖、憎悪といったまさに地獄のような状態から霊的真理を携えて解放されていく過程が日々歩む目標であると心に刻んで生きてまいります。