札幌シルバーバーチ読書会

第60回読書会報告

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 9月17日(土)第60回の読書会が5名の皆様の参加で開催されました。久しぶりにリアルでメンバーが集いました。読書会を私が受け継いでから丁度5年が経過し、この間一度も休まずに継続して開催できたのは、拙い者が進行してきたことを参加された皆様と守護霊や背後霊の皆様が支えて下さったので続けてこれたと確信しています。回を増すごとにスピリチュアリズムに導かれたことへの感謝と確信が深まって参りました。2021年にはイエスの地上再臨が現実のものとなり地上の霊媒を通してイエスが直接メッセージを人類に伝えることができる霊的新時代を迎え、読書会の意義がより明確になりました。先回まで2回に亘って神観について学んで来ましたが、今回からスピリチュアリズムの神観の神髄と言われる神の摂理(法則)について学んで参ります。今月は神の摂理についての(1)神の摂理による宇宙支配の完璧性、永遠性、不変性、(2)神の摂理による宇宙の創造と支配-神の摂理によって創造された物体と物質界、(3)神の摂理(法則)による生物の創造と支配について学びました。
 (1)の摂理によるマクロからミクロに至る全存在物の支配では、シルバーバーチの言葉から「宇宙は偶然によって支配されているのではありません。法則と秩序によって支配されているのです。宇宙のどの方角に目を向けても―広大な星雲の世界の彼方を知るために望遠鏡を向けても、あるいは顕微鏡で極微の世界の創造物を覗いてみてもーそこに存在するものはすべて不偏不滅の自然法則によって支配されています」と述べており、全ての摂理(法則)は全体の秩序と調和を維持するように作動していると述べている。
(2)神の法則は無窮の過去から無窮の未来に亘って存続し、地球人類が新しい法則を発見したといっても、それまで知らなかった宇宙の生命活動の一端を知ったというに過ぎないと述べられている。物質法則とは、神が定めた「物質次元の摂理」のことであり、例えば熱力学の2つの法則(「エネルギー保存の法則と「エントロピー増大の法則」)も神によって作られた摂理であることが明かされた。
(3)では物質界と生命体との違いとして、生命体(生物)は“死”とともに生命活動を終えて。それを構成していた身体は元素に分解され、物資界に吸収されて消滅することになる。また生命法則による生命活動の例として代謝と生殖を挙げ神の計画・意図のもとで無数の摂理が合目的性をもって営まれていることが示された。

参加者の感想

〇今回は神の摂理について学びました。地上世界や霊界など全てが神が創造されたという話はシルバーバーチの霊訓に出てくるので、今まではそうなんだと漠然と考えていました。今回、人間の目に見えない小さなミクロの世界に働いている法則と地球から遠く離れているマクロの世界の働いている法則と人間が暮らしているいる地球上で働いている法則には違いがあることを再確認できたと同時に神の設計図がなくては、このようなことは成し遂げられないと思いました。神の摂理は隅々まで行き渡っていることを実感しました。(50代女性)

〇神の摂理によって宇宙・物質界が創造されたということについて学びました。人間はこれまで神の創られた法則を一つ一つ発見してきたに過ぎないということ、物質界は完成されたものとして創造されたのではなく、何億年もの年月をかけて、様々な変化(物質的な進化)を続けた結果、私たちの暮らす地球・宇宙があるのだと分かりました。全生命と霊界と物質界は神の愛による壮大な計画によって創造されたことを改めて理解することが出来ました。(50代女性)

〇印象に残ったのは、神の法則がまず存在してその法則が顕在して広大無辺の宇宙が創造され、運行されてきたというところが時に印象に残りました。(70代男性)

〇神は摂理を通して、宇宙・物質界、そして霊界を創造されました。その摂理は膨大な量に及んでそれぞれ合目的に作用しながら、無窮の過去から無窮の未来に渡って 完璧に永続的に不変に作用 しています。無神論者は全ては偶然によって出来上がったと言いますが、それは間違いであることを摂理を通して知ることができます。この宇宙・現象の世界は何かの目的や意図があり、何かが設計し創造されたということは疑いようもありません。今日の講義では量子論など現代科学によって神の創造によって全てのものが創られ、運行されていることを理解することが出来ました。(70代女性)

〇スピリチュアリズムと従来の宗教の最大の違いは、神は摂理によって被造世界を支配しており、神による支配は間接的であるということです。今回は神の摂理(法則)の具体的な表れるとして現象世界(物質界、生命界)を支配する法則について知る機会となりました。20世紀になって発見されたアインシュタインによる一般相対性理論もまたミクロの世界の法則である量子論も、17世紀から18世紀にかけてニュートンによって発見された万有引力なども知見も、その時々の人間の知性や霊性のレベルに応じて無窮の過去から存在する神の摂理(法則)を明らかにしてきたものです。生命に関しても、分子生物学や遺伝子工学などにより細部に渡る現象や存在物の発見や理解によって現実世界に働く法則の理解が深まりました。こうした理解が深まれば深まるほど、その精密さや整合性、そして合目的性など何らかの人間の知性を遥かに超えた知性による意図があったことは想像に難くありません。神と神の摂理を学ぶということは、私達の世界や私たち自身をより深く知るといことでもると感じました。(60代男性)